修学旅行の旅客船沈没 原因調査始まる 香川

19日、香川県沖で修学旅行中の小学生ら62人が乗った旅客船が浅瀬に乗り上げて沈没した事故について、国の運輸安全委員会が原因の調査を始めました。

19日、香川県坂出市の沖合で旅客船が浅瀬に乗り上げて沈没した事故では、乗っていた修学旅行中の坂出市の小学6年生ら62人が救助されました。

船は通報から20分ほどで海中に沈み、多くの児童は船から海に飛び込み救助を待ったほか、一部の児童らは浸水する船で救助を待ったということです。

海上保安部は旅客船の運航会社を捜索し安全管理についても調べていて、21日、現場付近でみつかった旅客船の塗料のようなものが付いた岩の写真を新たに公開しました。

この事故では国の運輸安全委員会も船舶事故調査官3人を派遣し、21日午前、坂出海上保安署を訪れるなどして調査を開始しました。

今後、船長の聞き取りなどを進め、事故の原因についてまとめた報告書を公表することにしています。

運輸安全委員会の古賀満調査官は「社会的に影響のある事故だと考えている。当時、船に乗っていた人から話を聞くなどして原因を調べたい」と話しています。

岩に乗りあげたあと沈没か

高松海上保安部は、沈没した旅客船から「船が浸水している」と通報があった海域の近くで20日朝に撮影された岩の写真を公開しました。

写真に映っている岩は直径6メートルほどの大きさだということで、表面には潜水士が持つメジャーと平行に複数の白い線が映っています。

海上保安部によりますと、これらの白い線は沈没した旅客船の塗料と色合いがよく似ているということで、海上保安部は旅客船が岩にぶつかった際に付着したものだとみています。

この岩の中心部分には何か削れたような痕もあるということで、海上保安部は旅客船がこの岩に乗りあげたあと沈没したとみて詳しいいきさつを調べています。