APEC首脳会議 オンライン形式で協議始まる

APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議が20日夜、オンライン形式で始まりました。新型コロナウイルスによる厳しい経済状況からの回復に向け、各国が連携を打ち出せるかが焦点です。

日本やアメリカ、中国など、太平洋を囲む21の国と地域が参加するAPECの首脳会議は、日本時間の20日夜9時すぎからオンライン形式で始まりました。

議長国のマレーシア政府によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、APEC域内のことし上半期の経済成長率は、この30年で初めてマイナスとなり、失業率も上昇するなど、各国は厳しい経済状況に直面しています。

首脳会議では、新型ウイルスが経済や健康に及ぼす影響を和らげるための方策などについて、意見が交わされる予定で、会議の成果を盛り込んだ首脳宣言の採択を目指しています。

会議には、アメリカのトランプ大統領も出席する見通しで、自国第一主義を掲げてきたトランプ大統領が、ウイルス対策や、多国間の貿易体制について、どのような発言をするのか注目されます。
APECの首脳会議は、おととし、貿易をめぐるアメリカと中国の意見対立が起きたほか、去年は議長国チリの国内の混乱で会議自体が開けず、2年続けて首脳宣言を出せない異例の事態となっています。

このため、今回の首脳会議では、新型コロナ禍の厳しい経済状況からの回復に向け、各国が連携を打ち出せるかが焦点です。