官房長官「最大限の警戒」も緊急事態宣言「発出状況ではない」

加藤官房長官は閣議のあとの記者会見で、現在の感染状況について「全国の新規感染者数は、きのう、過去最多の人数が確認され、1週間の移動平均で見ると2週間で2倍を超える伸びとなっており、最大限の警戒が必要だ」と述べました。

そのうえで「地方自治体と緊密に連携し、感染拡大防止に向けた取り組みや、あらかじめ策定した計画に沿った、病床確保の取り組みを支援することにしている。また、きょうは政府の分科会が開催されるので、専門家の議論も踏まえ、さらに効果的な対策を講じたい」と述べました。

また、緊急事態宣言を再び発出するかどうかについて「政府の分科会からは、目安として『ステージ4』になってきたら、緊急事態宣言なども視野に入ってくるという提言をいただいているが、現時点で、宣言を発出するような状況ではないと判断しており、専門家も同様の認識と承知している」と述べました。