政府 きょう新型コロナ分科会 感染者過去最多で対策検討へ

国内で新型コロナウイルスに感染した人の数が過去最多となる中、政府は、重症者の増加が懸念されるとして、必要な病床の確保を急ぐとともに、20日、専門家による分科会を開いて感染状況を分析し、今後の対策について意見を交わすことにしています。

国内で新型コロナウイルスに感染した人の数は、19日、1日の発表としては2日連続で過去最多となり、厚生労働省に助言する専門家の会合は、直近の感染状況について、「特に北海道や首都圏、関西圏、中部圏を中心に顕著な増加が見られる」と評価しました。

菅総理大臣は、「最大限の警戒状況にある」として、基本的な感染防止策を徹底し、食事の際も会話をする時にはマスクを着用するよう呼びかけています。

政府は今後、重症者の増加が懸念されるとして、都道府県と連携しながら、必要な病床の確保を急ぐとともに、20日夕方、専門家による分科会を開いて感染状況を分析し、今後の対策について意見を交わすことにしています。

21日からの3連休を控え、西村経済再生担当大臣は、「基本的な感染対策の徹底が経済社会活動の大前提で、これができなければ、強い措置をとらなければならなくなる」と述べており、政府は、分科会での議論を踏まえ、感染対策の強化も含めて検討することにしています。