神奈川県内で新たに新型コロナウイルスに感染した人の数が、2日連続で200人を超えたことについて、黒岩知事は、「大変厳しい状況で、感染爆発になるかどうかの瀬戸際だと思っている。できるだけ早く人数が下降する局面に持って行けるよう全力をあげて取り組みたい」と述べました。
そして、感染した人のおよそ7割を占める横浜市と川崎市について、「感染がまん延していると言ってもいい状況で、医療体制がひっ迫する状況に近づきつつある」としたうえで、「現在は、65歳以上の人が陽性になった場合、症状がなくても入院してもらっているが、こうした対応を変えることができないか、国とともに考えたい」と述べました。
県によりますと、今週、入院している人が県全体で400人を超え、確保できる最大の病床数に対する使用率が20％を上回ったほか、重症の患者も増えているということです。
県では20日、対策本部の会議を開いて、流行状況を4段階で示す警戒レベルを現在の2から3に引き上げるかどうかなどについて検討することにしています。
神奈川 新型コロナ 新たに205感染確認 1人死亡
神奈川県内では19日、合わせて205人が新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表されました。
県内の1日当たりの感染者数としては、過去最多となった18日の226人に次ぐ2番目の多さで、2日続けて200人を超えました。
一方、相模原市は感染が確認されていた、80代の男性が死亡したと発表しました。
NHKのまとめでは県内で発表された感染者は、これで1万779人となり、このうち184人が死亡しています。