菅首相 「最大限の警戒状況」“静かなマスク会食”呼びかけ

新型コロナウイルスの感染確認の発表が、全国で2000人を超えて過去最多となったことについて、菅総理大臣は、「最大限の警戒状況にある」として、基本的な感染防止対策の徹底とともに、食事の際も会話をする時にはマスクを着用するよう呼びかけました。

新型コロナウイルスの感染が確認された人は、18日、1日の発表としては初めて、全国で2000人を超えて過去最多となりました。

菅総理大臣は、19日朝、総理大臣官邸で、記者団に対し、「最大限の警戒状況にあると認識している。政府としては、地方公共団体が行う、飲食店などへの営業時間の短縮要請を支援することを決定するとともに、『Go Toイート』については原則4人以下で飲食をするよう知事に検討をお願いした」と述べました。

また、「18日、西村経済再生担当大臣と田村厚生労働大臣に19日と20日に行われる、専門家による会議での議論を踏まえたうえで、さらに効果的な対策を講じるように指示した」と述べました。

そのうえで国民に対して、「改めてマスクの着用、『3密』の回避などの基本的な感染防止対策の徹底をお願いしたい。さらに、専門家からは、飲食を通じた感染のリスクが指摘されており飲食の際でも会話の時にはマスクを着用するよう言われている。ぜひ『静かなマスク会食』をお願いしたい。私もきょうから徹底したい」と呼びかけました。