菅首相 中小企業の海外展開などを積極的に支援する考え

菅総理大臣は、東京都内で開かれた商工会を設置する法律の施行60年を記念した式典に出席し、集中的な改革と必要な投資によって強い経済を取り戻すとして、中小企業の海外展開などを積極的に支援する考えを示しました。

この中で、菅総理大臣は、「新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、戦後最大の経済の落ち込みという局面にある中、全国の中小の事業者をめぐる環境も、かつてないほど厳しいものになっている」と指摘しました。

そのうえで、「過酷な状況を乗り越え、事業や雇用を継続できるよう、持続化給付金や家賃支援給付金など、前例にとらわれることなく大胆な支援策を講じてきた。引き続き経済動向を注視しながら、ちゅうちょなく必要な対策を講じていく」と述べました。

そして菅総理大臣は「ポストコロナの社会構築に向けて集中的に改革し、必要な投資を行って再び強い経済を取り戻していく。変化をチャンスと捉え、経営基盤を強化し、海外展開などの新たな取り組みに挑戦できるよう、中小企業を積極的に応援したい」と述べました。