クレジットカード利用からの消費動向 10月後半は外食など改善

クレジットカードの利用情報をもとに消費の動向を指数にする調査で、先月後半は「Go Toイート」の効果などにより外食などの指数が大幅に改善したことが分かりました。

データ分析会社のナウキャストとクレジットカード大手のJCBは、カードの利用情報をもとにプライバシーを保護したうえで消費動向を見る指数を公表しています。

それによりますと、先月16日から31日の指数は、感染拡大前の1月後半と比較するとマイナス5.7%で、先月前半のマイナス12.1%から改善しました。

特に「Go Toイート」の効果で、「外食」がマイナス18.7%と先月前半から8ポイント余り改善しました。
また、映画館などの「娯楽」がマイナス12.5%となり、先月前半から16ポイント余り改善しました。
背景には、先月中旬に公開された人気漫画が原作のアニメーション映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が記録的なヒットとなっていることがあげられます。

今後の見通しについて、調査をした会社は「新型コロナウイルスの感染が全国各地で再び拡大する中で、改善傾向が続くかどうかは不透明だ」と話しています。