イギリス首相 コロナ感染者との接触確認で自主隔離へ 症状なし

イギリスのジョンソン首相は、新型コロナウイルスに感染した人との接触が確認されたとして、自主的な隔離措置をとることになり、自由貿易協定の締結に向けて重要な局面を迎えるEU=ヨーロッパ連合との交渉など、さまざまな課題への影響が懸念されます。

ジョンソン首相は15日夜、ツイッターに投稿し、ウイルスに感染した人との接触が確認されたとして、保健当局の指針に従って、当面、首相官邸内で自主的な隔離措置をとることを明らかにしました。

症状は出ておらず、隔離中も職務は続けるとしています。

ジョンソン首相は、ことし春に感染して、その後容体が悪化し、一時、集中治療室で手当てを受けました。

ジョンソン政権をめぐっては、先週、政策立案に深く関わってきた側近が政権内の確執で突然辞任するなど混乱が広がっていて、ジョンソン首相は、事態の収拾をはかることを迫られています。

また、自由貿易協定などの締結に向けて、EU=ヨーロッパ連合との間で続いている交渉は、今週、重要な局面を迎えるとみられているほか、感染拡大への対応も大きな課題で、イギリスメディアは「首相にとっては最悪のタイミングで隔離措置をとることになる」などと伝えています。

イギリスでは、感染して死亡する人が1日で600人近くになる日もあるなど、感染が急速に拡大していて、ロンドンのあるイングランドでは外出制限など厳しい対策が続いています。