IOCバッハ会長来日 16日菅首相らと会談へ 東京大会 意見交わす

IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長が、東京オリンピック・パラリンピックの延期が決まってから初めて、15日午後、来日しました。16日、菅総理大臣などと会談し、感染拡大が続く中で来年の開催を目指す東京大会の準備状況などについて意見を交わす見通しです。

IOCのバッハ会長は、15日午後2時ごろ、チャーター機で羽田空港に到着しました。

バッハ会長の来日はことし3月に東京大会の延期が決まってから初めてです。

空港ではIOC委員を務める日本オリンピック委員会の山下泰裕会長や国際体操連盟の渡辺守成会長などが出迎え都内のホテルに向かいました。

バッハ会長は、16日午前中に菅総理大臣と会談したあと、午後には東京都庁で小池知事と会談する予定で、感染拡大が続く中で来年の開催を目指す東京大会の準備状況などについて意見を交わす見通しです。

日本でも感染者が増加している中での来日ですが、バッハ会長は、11月11日に行った会見で大会の中止については議論しないことを明言しています。

バッハ会長は16日組織委員会との会議にも出席し夕方には組織委員会の森会長と合同で記者会見する予定で、IOCのトップの発言が注目されます。

バッハ会長 「日本との強く確かなパートナーシップと友情」

都内のホテルに到着したIOCのバッハ会長は「長い時間を経て、また日本に戻って来られたことをとてもうれしく思います。この難しい時期に、私たちは日本との強く確かなパートナーシップと友情を示してきました。この訪問を実現するために支えてくださったすべての皆さんに感謝します」と話しました。