“非接触型”店舗に切り替え 大手銀行で広がる コロナ感染対策

新型コロナウイルスの感染対策の一環として、大手銀行の間では、顧客が窓口で行員と接することなくサービスを受けられる「非接触型」の店舗に切り替えようという動きが広がっています。

このうち、みずほ銀行が川崎市の武蔵小杉駅近くにオープンさせた新店舗は、従来の窓口カウンターがないのが特徴です。

代わりに置かれているのが14台のタブレット端末で、▽銀行口座の開設や、▽ATMの限度額を超える入出金、それに▽税金の支払いなどが、この端末を通じてできるようになっています。

年内にも全国すべての店舗に端末を導入する計画で、みずほフィナンシャルグループの白石志郎リテール・事業法人業務部長は、「記入用紙や印鑑が必要なくなるため、サービスをスピーディーに提供できると考えています。時代に合った店舗に変えていきたい」と話していました。

大手銀行の間では、▽三井住友銀行が窓口で現金の受け渡しをしない店舗を順次増やす方針のほか、▽三菱UFJ銀行も12月からすべての店舗で来店の予約を受け付けるようにするなど、新型コロナウイルスの感染対策として、店舗を「非接触型」に切り替えようという動きが広がっています。