ニューヨーク 冬の風物詩 巨大クリスマスツリー飾られる

新型コロナウイルスの感染拡大でさまざまな催しが中止される中、アメリカ・ニューヨークでは冬の風物詩となっている巨大なクリスマスツリーが飾られ、市民からは喜びの声が聞かれました。

ニューヨークのマンハッタン中心部にあるロックフェラーセンターでは、80年以上前から毎年、巨大なクリスマスツリーが飾られ、冬の風物詩となってきました。

ことしもクリスマスまで1か月余りとなった14日、ニューヨーク州の住宅の庭に植えられていた、高さ22メートルに及ぶトウヒの木がクレーンを使って飾られると、訪れた人たちは携帯電話で一斉に写真を撮っていました。

ニューヨークでは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、全米で最大規模のハロウィーンのパレードや、100年近く続いてきた感謝祭のパレードなど、さまざまな催しが中止される異例の年となっています。

毎年大勢の見物客が集まるクリスマスツリーの点灯式が行われるかどうかは、これまでのところ明らかになっていませんが、ことしもツリーが飾られたことに市民からは喜びの声が聞かれました。

地元の女性は、「ことしもこの場所でツリーが見られて、とても幸せな気持ちになりました。ツリーは、みんなを楽しませてくれるだけでなく、元気にしてくれます」と話していました。