新型コロナ アメリカで1日15万人超が感染

アメリカでは新型コロナウイルスの感染拡大が続き、1日当たりの新たな感染者数は、15万人を超えました。今月下旬に感謝祭を控えるなか、西部カリフォルニア州が州外への旅行の自粛を求めるなど、感染拡大を防ぐ対策が強化されています。

ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、アメリカで12日に報告された1日当たりの新たな感染者は、これまでで最も多い15万3496人で、10万人を超える日が10日続いています。

こうした状況を受け、西部のカリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州は、13日、州外への旅行の自粛や、州に到着した人には14日間の自主隔離を行うことを求めました。

また、東部ニューヨーク州では、クオモ知事が記者会見で「追加的措置をとることになるだろう」と述べ、この週末に、近隣の州の知事と緊急の対策会議を開くことを明らかにしました。

さらに、マサチューセッツ州は、屋外に240床の仮設病棟を設置して、来月初めから運用を始める方針を明らかにしました。

アメリカでは、今月26日の感謝祭に合わせて多くの人が休暇をとり、移動することが予想され、感染拡大に歯止めがかからないなか、各州では、対策を強化する動きが進められています。