運転免許の「学科教習」 オンライン受講を導入へ

運転免許を取得する際に自動車教習所で受ける「学科教習」について、スマートフォンなどを使ってオンラインで受講できる仕組みが導入される見通しになりました。

各地の公安委員会に指定された教習所で運転免許を取得する場合、交通に関する法律や知識を学ぶ「学科教習」と、運転技術を身につける「技能教習」を受ける必要があります。

「学科教習」は現在、集団で講義を受けるスタイルがほとんどですが、パソコンやスマートフォンなどを使ってオンラインで受講できる仕組みが導入される見通しになりました。

新型コロナウイルス対策として多くの人が集まる機会を減らし、自宅などで受講できるようにするとともに、国が進めているさまざまな手続きの効率化の1つとして取り組むということです。

今後、警察庁と教習所の業界団体が協議して、講義を受ける際の本人確認の方法など具体的なシステムについて検討し、準備ができしだい、各教習所が順次導入する見通しです。
小此木国家公安委員長は13日の閣議後の会見で「デジタル化の取り組みについては、できることから着実に進めてまいります」と述べました。