日本医師会会長「第3波ではないか」 対策政府に求める考え

新型コロナウイルスの感染者が全国的に増えていることについて、日本医師会の中川会長は、「第3波ではないか」と指摘したうえで、感染拡大の兆候を早期に発見し、速やかに対策を講じるよう政府に求めていく考えを示しました。

新型コロナウイルスの感染者が全国的に増加していることについて、日本医師会の中川会長は、11日の記者会見で「新規感染者数は先月以降、再び増加の兆候が明確で、特に北海道での急増は大変憂慮すべき状態だ。第3波と考えていいのではないか」と指摘しました。

そのうえで、中川会長は「全国的な感染者の急増が続けば、医療提供体制がひっ迫するのは明らかだ。国に対しては地域の感染拡大の兆候を、できるだけ早期に発見して、先手先手で手を打ってほしい」と述べました。