“全国で感染拡大の兆し” 官房長官「専門官に評価求める」

新型コロナウイルスの感染状況について、加藤官房長官は、全国で感染拡大の兆しが見えてきているとして、専門家に最近の傾向の評価を求めていくとともに、これまで以上に強い警戒感を持って注視していく考えを示しました。

新型コロナウイルスの感染状況をめぐっては、全国の1日の感染の発表が7日まで3日連続で1000人を超えたほか、8日は900人余りの感染が発表されました。

これについて、加藤官房長官は、午前の記者会見で、全国で感染拡大の兆しが見えてきているとして「改めて最近の傾向を専門家に速やかに評価していただきたい。これまで以上に強い警戒感を持ちながら感染状況を注視していく必要がある」と述べました。

そのうえで「感染が増加している地域でも、直ちに病床がひっ迫する状況にはないと認識している。引き続き専門家の意見を踏まえ、これまでの経験や科学的な知見をもとに自治体と密接に連携しつつ、しっかりリーダーシップを発揮して、感染拡大の防止に万全の準備をして対応を行いたい」と述べました。