北海道 新型コロナ 1人死亡 153人感染確認 100人超は4日連続

新型コロナウイルスの感染確認は北海道内で8日、153人と4日連続で100人を超えました。札幌市を中心に感染拡大に歯止めがかかっていません。

8日、北海道内で新たに感染が確認されたのは、札幌市で96人、旭川市で16人、小樽市の3人など合わせて153人と、4日連続で100人以上となりました。

年代別に見ますと非公表の17人を除いて20代が35人と最も多く、次いで30代が22人となっています。153人のうち、64人は感染経路が分からないということです。

また北海道は、70代の女性が7日、死亡したと発表しました。

北海道内の感染者は、札幌市の延べ2770人を含む延べ4021人、死亡した人は114人、治療を終えた人は2931人となっています。

新たに6件のクラスターが発生

北海道と札幌市は8日、病院や接待を伴う飲食店などで新たに6件のクラスター=感染者の集団が発生したことを明らかにしました。道内で1日に確認されたクラスターの件数としては最も多いということです。

このうち、岩見沢市の北海道中央労災病院では、20代から80代の職員1人と入院患者6人の合わせて7人の感染が確認されました。

また、滝川市の滝川中央病院では、20代から80代の職員1人と入院患者4人の合わせて5人の感染が確認されました。

それに江別市内の接待を伴う飲食店でも20代から40代の合わせて11人の感染が確認されました。

札幌市北区の札幌北七条郵便局では、先月30日、窓口業務にあたっていた郵便局員が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、濃厚接触者にあたる郵便局員などを検査した結果、8日までに20代から60代の郵便局員6人の感染が確認されたということです。

また、札幌市内の有料老人ホームでは今月2日に従業員1人の感染が確認され、濃厚接触者にあたる従業員と入居者を検査した結果、8日までに、30代から80代の従業員10人と入居者9人の合わせて19人の感染が確認されたということです。

さらに、札幌市内の専門学校では、今月2日に生徒1人の感染が確認され、濃厚接触者にあたる生徒19人を検査した結果、8日までに8人の生徒の感染が確認されたということです。

札幌市は、クラスターが発生した有料老人ホームと専門学校について、濃厚接触者が把握できているとして施設名を公表していません。