IOCバッハ会長「東京五輪に自信を」体操 国際大会にメッセージ

新型コロナウイルスの感染拡大のあとオリンピックの実施競技では国内で初めて開かれている体操の国際大会に、IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長がメッセージを送り「東京オリンピックの準備を行ううえで自信を与えてくれる大会になるだろう」と述べ、大会の成功が東京大会につながるという考えを強調しました。

この大会はウイルスの感染拡大のあと、オリンピックの実施競技では国内で初めてアメリカ、ロシア、中国から選手が参加して行われる国際大会で、東京の代々木第一体育館で行われています。

開会式ではバッハ会長のビデオメッセージが披露され、その中でバッハ会長は「感染対策の制限がある中でも大会を安全に開催できることを示す例になる。スポーツ界全体にとって非常に重要なシグナルで、特に東京オリンピックの準備を行ううえで自信を与えてくれる大会になるだろう」と述べ、大会の成功が東京大会につながるという考えを強調しました。

そのうえで1964年の東京大会に向けて建設され、来年の大会でも会場となる代々木第一体育館で大会が行われることに触れ「ここでは多くのオリンピックの歴史が作られ、またきょうも来年も新たな歴史が加わる。来年、東京オリンピックでお会いしましょう」と締めくくり、来年の大会の開催に強い意欲を示しました。