菅首相 北海道のコロナ感染拡大 知事と連携し対応に万全

菅総理大臣は横浜市で講演し、北海道で新型コロナウイルスの感染が急速に拡大していることを受けて、北海道の鈴木知事と連携しながら対応に万全を期す考えを強調しました。

菅総理大臣は、横浜市で開かれた世界各国の若手経営者などで作る国際青年会議所の世界会議で講演しました。

この中で菅総理大臣は、新型コロナウイルスの国内の感染者数が増加傾向にあると指摘し、「しっかりと対策を講じ、感染拡大を政府のすべてを挙げて何としても防ぐ」と述べました。

また、北海道で感染が急速に拡大していることについて「きょうも感染確認が非常に多かった。知事とも連携して対策をとっている」と述べ、北海道の鈴木知事と連携しながら対応に万全を期す考えを強調しました。

そのうえで、感染対策を講じながら観光業を回復させるために必要な政策プランを年末までに策定し、大幅に減少した外国人観光客への対応策も取りまとめる考えを示しました。

一方、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることを目指す菅内閣の方針について「世界の潮流は完全に変わってきている。ゼロにする時期について、『今世紀後半のできるだけ早期』としてきたあいまいな目標はやめて、2050年と宣言し、受け身ではなく攻めの姿勢で取り組んでいこうと決断した」と述べました。