アメリカ ハワイ州 検疫基準の緩和後初 日本からの旅客便到着

アメリカのハワイ州は、日本からの観光客などの検疫の基準を緩和し、ホノルルの空港には緩和後、初めてとなる日本からの旅客便が到着し、およそ60人の乗客がハワイ入りしました。

ハワイ州は、新型コロナウイルスの感染状況が改善したとして、ハワイを訪れる人に対する検疫の基準を緩和し、6日以降は日本からの観光客などについて、州の基準を満たしたウイルス検査で事前に陰性が確認されていれば14日間の自主隔離は求めないことになりました。

ホノルルの空港には6日午前、緩和後初めてとなる全日空の旅客便が羽田空港から到着し、およそ60人の乗客が早速ハワイ入りしました。

ハワイに留学中だという女性は「搭乗日の朝に東京で検査を受けて、乗る直前に結果をもらって来ました。思ったよりスムーズでした」と話していました。

また、ハワイに住むおばに会いにきたという女性は「州のサイトで調べて検査を受け、翌日に結果を受け取りました。早く親戚に会っていろいろ話をしたり、くつろいだりしたいです」と話していました。

一方、観光でハワイを訪れた人が日本に帰国する際には、新型コロナウイルスの検査に加え、到着後14日間、自宅などでの待機が求められます。

ハワイ州観光局のミツエ・ヴァーレイ日本支局長は「日本に帰国したあとの待機が求められ、ハワイと日本の間のフライトが限られている間は、急激に往来は増えないだろう。ハワイの観光の回復は段階的になると思う」と話しています。