大丸松坂屋百貨店 冬のボーナス去年比半減で労組と合意

新型コロナウイルスの影響で業績が落ち込んでいる大手デパートの大丸松坂屋百貨店は、来月支給することしの冬のボーナスについて去年の水準から50%削減することで労働組合と合意したことがわかりました。

大手デパートの大丸と松坂屋を運営するJ.フロント リテイリングは、新型コロナウイルスの感染拡大による休業などの影響で、ことし8月までの中間決算が163億円の最終赤字となる厳しい業績となっています。

こうした事態を受けて、グループの中核子会社の大丸松坂屋百貨店は、来月支給することしの冬のボーナスについて、ベースの金額を去年の水準と比べて50%削減することで労働組合と合意しました。

およそ3700人の社員の大半が対象になるということです。

今回の削減は大丸と松坂屋が経営統合して現在の体制になった2010年以降では、冬のボーナスとしては最大の下げ幅となります。

ことしの冬のボーナスは三菱自動車やオリエンタルランドなど、さまざまな業種で削減が相次ぎ、新型コロナウイルスの影響が広がっています。