新型コロナの感染対策 ロボットなど集めた見本市 ドイツ

新型コロナウイルスの感染拡大で映画館や飲食店などが閉鎖されているドイツでは、感染対策に使われる空気清浄機や消毒を行うロボットなどを集めた見本市が開かれ、閉鎖中の施設の再開に向けて検討を進める企業関係者らが訪れました。

ドイツ東部のエアフルトで6日までの2日間にわたって開かれた見本市には、国内のメーカーなどおよそ120社が出展しました。
会場では、高さ2メートルほどある移動式の空気清浄機が複数のメーカーから発表され、担当者たちは、屋内で過ごすことが多くなる冬に向けて、騒音の小ささやフィルターの性能をアピールしていました。

また、紫外線で消毒を行う自動運転のロボットも披露され、大勢の人が触れる場所の消毒に有効だとして、訪れた企業関係者の関心を集めていました。

ドイツでは6日、1日当たりの感染者数が2万人を超えてこれまでで最も多くなるなど感染の拡大が続いていて、全国の映画館や飲食店などは今月2日から4週間にわたって閉鎖されています。

映画館を運営している男性は「空気清浄機の技術や消毒などのテーマはどれも非常に興味深い。この見本市こそが現状の解決策を見つけるための場所だ」と話していました。