体操 国際大会前に日本選手が調整 偽陽性と判定の内村も参加

新型コロナウイルスの感染拡大のあと、オリンピックの実施競技では国内で初めて開かれる体操の国際大会を前に、内村航平選手など日本の選手たちが東京の会場で調整を行いました。

新型コロナウイルスの感染拡大のあと、国内で予定されていたスポーツの国際大会は中止や延期が続いていましたが、今月8日にオリンピックの実施競技では初めてとなる体操の国際大会が東京の代々木第一体育館で行われます。

大会は日本とアメリカ、ロシア、中国の選手が参加し、5日は日本とアメリカの選手たちが会場で調整を行いました。

選手たちは、バスで会場に着くと、感染対策として入り口で体温を測ったり消毒を行ったりしてから体育館の中に入っていきました。

調整を行った選手のうち内村選手は、先月28日の新型コロナウイルスのPCR検査で陽性と判定された後、改めて検査した結果、陰性となり、国際体操連盟や検査した病院は偽陽性だったとしていて、5日は会場に姿を見せると、器具の感触を確かめていました。

また、女子では、オリンピック2大会出場の寺本明日香選手などが平均台の練習などを行いました。

寺本選手は、大会が人数を制限した観客を入れて行われることを踏まえ、「試合の感じが久しぶりなので、すごくワクワクしている。

観客が入った中で試合ができる私たちはすごく幸せだと思うので、しっかりアピールしながら演技を楽しみたい」と話していました。