東京開催の体操の国際大会前に アメリカ選手団が来日

新型コロナウイルスの感染拡大のあと、オリンピックの実施競技では国内で初めて開かれる体操の国際大会を前に、アメリカの選手団が4日夜、羽田空港に到着しました。

新型コロナウイルスの感染拡大のあと、国内で予定されていたスポーツの国際大会は中止や延期が続いていましたが、今月8日にオリンピックの実施競技では初めてとなる体操の国際大会が東京の代々木第一体育館で行われます。

大会には日本とアメリカ、ロシア、中国の選手が参加し、このうちアメリカの選手団21人が4日夜、チャーター機で羽田空港に到着しました。

空港では大会を主催する国際体操連盟の渡辺守成会長などが選手たちを出迎え、「ようこそ」などと声をかけていました。

選手たちはアメリカで2週間程度の隔離と定期的なPCR検査を行って健康状態を確認していることから、日本入国後の2週間の隔離は免除されます。

国際体操連盟によりますと、選手たちは羽田空港でもPCR検査を受け、全員陰性だったということで、感染防止対策のため一般の乗客とは別の通路を通って専用のバスに乗り込んで、宿泊先となる都内のホテルに向かっていました。

5日はロシアと中国の選手団が日本に到着して、各国の練習も始まる予定です。

国際体操連盟の渡辺会長は「新型コロナウイルスの不安もあったかもしれないが、みんな元気に日本にやってきてくれて安心した。いよいよ大会が始まるので、気を引き締めて選手たちのために準備していきたい」と話していました。