オリンピック・パラリンピック記念貨幣 4日から引き換え開始

財務省は、新型コロナウイルスの影響で延期されていた東京オリンピック・パラリンピックの記念貨幣の引き換えを4日から全国の金融機関の窓口で始めます。

東京オリンピック・パラリンピックの記念貨幣は合わせて37種類あり、このうち28種類がすでに発行されています。

残りの9種類の引き換えはことし7月ごろに始まる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、窓口に多くの人が密集する状況を避けるため延期されていました。

財務省は、窓口となる金融機関に対し、感染防止策をとることを求めたうえで4日から全国の金融機関で引き換えを始めることになりました。

今回、引き換えが始まる記念貨幣は、
▽国宝の「風神雷神図屏風」がデザインされた2種類の500円貨幣と、
▽サッカーやテニス、車いすラグビーなど5つの競技の選手や、大会のマスコットがデザインされた7種類の100円貨幣です。

それぞれおよそ400万枚ずつ用意しているということです。

また、37種類すべての記念貨幣の特別セットの申し込みは、造幣局で今月10日まで受け付けています。