経済3団体の賀詞交歓会 新型コロナ感染防止で規模縮小へ

経団連、日本商工会議所それに経済同友会が毎年、新年に行っている恒例の賀詞交歓会は、新型コロナウイルスの感染を防ぐため、来年は飲食を伴うパーティー形式を見直し、規模を縮小して実施されることになりました。

経団連の古賀信行審議員会議長は30日午前、西村経済再生担当大臣と経済3団体とのテレビ会議のあと、記者団の取材に応じました。

この中で古賀審議員会議長は、年末年始の帰省や旅行を分散させる呼びかけについて、「いま必要なのは感染を再拡大させずに経済活動を回していくことだ。呼びかけには大いに賛同するところで、有給休暇の取得促進を各企業にお願いしている」と述べました。

一方、経済3団体が行っている新春恒例の賀詞交歓会については、「これまでパーティー形式でたくさんの方を招いてやってきたが、この情勢では難しいと思う。飲食はせず、限られた参加者が着席して、総理大臣のおことばをいただくという形で催しができないか考えている」として、感染を防ぐために飲食をともなうパーティー形式を見直し、規模を縮小して実施する方針を明らかにしました。