菅首相 シンガポール首相と電話会談 往来活性化に協力の考え

菅総理大臣はシンガポールのリー・シェンロン首相と電話で会談し、先月から新型コロナウイルス対策の入国制限措置を緩和させて往来を再開させたことを踏まえ、さらなる往来の活性化に向けて協力していく考えを伝えました。

電話会談はシンガポール側の申し出で29日夕方、およそ15分間行われました。

この中で菅総理大臣は、両国間で先月から新型コロナウイルス対策の入国制限措置を緩和させて往来を再開させたことを踏まえ、さらなる往来の活性化に向けて協力していく考えを伝えました。

これに対しリー首相は「重要なパートナーである日本との関係をさらに発展させたい。特に、デジタル経済や人の往来、国際貿易などの分野で連携したい」と応じました。

また、菅総理大臣が「『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けて航行の自由や国際法を重視するシンガポールとの連携を重視している」と述べたのに対し、リー首相は、地域のさまざまな課題も含め日本と協力して取り組む考えを示しました。

さらに、菅総理大臣は拉致問題を含む北朝鮮への対応について協力を求め、リー首相は理解を示しました。