福井市 クマに襲われけがの被害相次ぐ 1頭駆除も1頭不明

28日から29日朝早くにかけて、福井市内で人がクマに襲われてけがをする被害が2件相次ぎました。1頭のクマは住宅の車庫に逃げ込みましたが、29日正午ごろ現場で駆除されました。

福井市によりますと、28日午後6時半ごろ、福井市稲津町で55歳の男性が、車庫に車をとめて自宅に入ろうとしたところクマに襲われました。

男性は、右足のふくらはぎを引っかかれるなどして、軽いけがをしました。

クマはいったん現場から逃げましたが、29日未明になって、隣の住宅の車庫の中に潜んでいるところを住人が見つけ、市に連絡しました。

クマは車庫の中に居座ったため、警察が周辺の立ち入りを規制して警戒を続けていましたが、29日正午ごろ現場で駆除されました。

一方、およそ3キロ離れた福井市篠尾町にある山あいの集落では、29日朝4時前、新聞配達をしていた69歳の男性が突然現れたクマに襲われました。

男性は、自力で帰宅したあと家族と病院を訪れましたが、顔をひっかかれて大けがをしているということです。

クマの行方はわかっていないということです。

2つの現場に近い酒生小学校では、29日の登校の時間帯に保護者が子どもを車で送ったり、地域の人たちが校門まで付き添ったりする姿が見られました。

福井県によりますと、今年度、県内でクマに襲われてけがをした人は、統計を開始して以降、最も多かった平成16年の14人に迫る12人となっていて、県などが注意と対策を呼びかけています。