クルーズ船が寄港 コロナ拡大後全国初 9か月ぶり 長崎 佐世保

新型コロナウイルスの影響で、ことし1月を最後にクルーズ船の受け入れが途絶えていた長崎県の佐世保港に26日、9か月ぶりに国内クルーズ船が寄港しました。佐世保市によりますと2月下旬以降、乗客を乗せたクルーズ船が運航するのは全国初だということです。

国内外からのクルーズ船を受け入れていた佐世保市の佐世保港では、新型コロナウイルスの影響でことし1月を最後に寄港が途絶えていました。

26日は、愛媛県の新居浜港を出港しおよそ200人の乗客を乗せたクルーズ船「にっぽん丸」が、9か月ぶりに佐世保港に寄港して、横断幕が掲げられる中、歓迎を受けました。

「にっぽん丸」は、乗船前に乗客がPCR検査を受けることや、人の密集・密接する場所では座席数を減らすなどの感染対策のマニュアルを作成し、第三者機関の日本海事協会から審査を受けたうえで寄港しました。

佐世保市によりますと、新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた2月下旬以降、乗客を乗せたクルーズ船が運航するのは全国で初めてだということです。