新型コロナへの偏見や差別対策 来月上旬にも中間報告 西村大臣

新型コロナウイルスに関する偏見や差別への対策について、西村経済再生担当大臣は来月上旬にも、政府の分科会のもとに設けたワーキンググループで中間報告をまとめる考えを示しました。

西村経済再生担当大臣は25日、「三重県人権センター」を訪れ、新型コロナウイルスに関する偏見や差別への対策をめぐって、意見を交わしました。

このあと西村大臣は、記者団の取材に応じ「偏見や差別はあってはならず、なくさなければならない。来月上旬にも、政府の分科会のもとに設けたワーキンググループを開催し、中間取りまとめをできればと考えている」と述べました。

そして、中間報告にはSNSなども活用した相談体制の充実や、外国人に対する偏見への対応なども盛り込むとしたうえで、「こうした内容を政府の『基本的対処方針』の中にしっかりと書き込み、実行できる対策から着手したい」と述べました。

また、西村大臣は、年末年始の休暇や旅行を分散するよう、今週中にも経済界に対し、直接協力を呼びかける考えを示しました。