千葉 豪雨災害から1年 土砂災害警戒区域指定の遅れ 課題残る

去年10月、千葉県を襲い12人が亡くなった豪雨災害から25日で1年です。このとき、県が土砂災害警戒区域に指定していなかった場所で土砂崩れの被害が相次いで、指定の遅れが指摘されましたが、1年がたったいまも、およそ半数の場所で指定が終わっておらず、課題は残されたままとなっています。

1年前の去年10月25日、千葉県では1日の雨量が多いところで300ミリ近くに達する記録的な豪雨となり、相次いだ浸水や土砂災害のほか災害関連死も含めて12人が亡くなったほか、4800棟余りの住宅に被害が出ました。

このうち、土砂災害で亡くなった4人はいずれも千葉県が「土砂災害警戒区域」に指定していなかった場所で被害にあっていて、当時、区域の指定率が36%と、全国最低だった千葉県の対応の遅れが指摘されました。

これを受けて千葉県は、作業にあたる担当者を増員したり、指定前は行っていた地権者や周辺住民への説明会を文書での説明に代えたりして指定を急いできましたが、先月末の時点でも県内の指定率は全国で2番目に低い54%にとどまっていて、課題は残されたままとなっています。

千葉県は、指定を予定しているおよそ5000か所をホームページに公表していて、周知を図ったうえで来年5月末までにはすべての指定を終えたいとしています。