復興シンボル「はまぎく」の種 宇宙打ち上げに向け採取式 岩手

東日本大震災の被災地、岩手県大槌町は復興のシンボルとなった花、はまぎくの種を宇宙に打ち上げることになり、24日に式典を行いました。

大槌町は、震災から10年となる来年、これまでの支援への感謝を発信する一環として、およそ50の自治体などとともに被災地の記念品を国際宇宙ステーションへ運ぶ事業に参加しています。

大槌町の記念品は、「逆境に立ち向かう」という花言葉で復興のシンボルとなった「はまぎく」の種で、24日は地元の関係者や子どもたちなど20人が参加して種の採取式が行われました。

式典では子どもたちがハサミを使って花と茎を切り分け、そのあと花の部分を手でほぐして、宇宙へ運ぶ9グラム分の種を集めました。

採取された種はほかの自治体の記念品とともに来年5月中旬、アメリカの宇宙開発ベンチャー企業、「スペースX」社のファルコン9ロケットでアメリカ南部のフロリダ州から打ち上げられたあと、1か月半ほど地球を周回して来年7月に大槌町に戻ってくるということで、町は地域の活性化に生かしたいとしています。

また来年3月11日には、記念品の収集と合わせて被災地から募集している、10年間の支援に対する感謝のメッセージを、日本人宇宙飛行士の野口聡一さんが宇宙から発信する予定だということです。

式典に参加した小学4年生の女の子は「自分が集めた種が宇宙に行くのはとても楽しみです。帰ってきたら大切に育てたいです」と話していました。