“大統領選に不正” 都内でベラルーシ人たちが抗議活動

旧ソビエトのベラルーシで、大統領選挙に不正があったなどと訴える抗議活動が続く中、日本に住むベラルーシ人たちが都内で抗議活動を行い、ルカシェンコ大統領の辞任を訴えました。

ベラルーシでは、ことし8月の大統領選挙でルカシェンコ大統領が当選したと発表されたことに対して、市民たちが選挙に不正があったなどと訴えていて、大規模な抗議活動が2か月以上、続いています。

抗議活動は世界各地に広がっていて、24日、東京 千代田区の日比谷公園には日本に住むベラルーシ人などおよそ40人が集まりました。

参加した人たちは、「独裁反対」などと書かれたプラカードや、ベラルーシで自由を求める運動のシンボルになっている白と赤の旗を手に行進しました。

そして、「ベラルーシに自由を」などと声をあげ、ルカシェンコ大統領の辞任や、市民に対する暴力をやめるよう訴えました。

広島県から参加した女性は、「今は大変ですが私たちは勝ちます。現地で一生懸命に闘っている人たちがいます。最後まで諦めません」と話していました。

ベラルーシでは、反政権派のチハノフスカヤ氏が、ルカシェンコ大統領に対して今月25日までに辞任表明するよう求め、応じなければ全国一斉にゼネストを行うと警告していて、緊張した状況が続いています。

在日ベラルーシ人「抗議を続ける」

ベラルーシから日本に移り住んで13年目となるエレナさんも24日の抗議活動に参加しました。

エレナさんは、反政権派のシンボルで、以前、国旗として使われていたベラルーシ語で白赤白を意味する「ベチェベ」と呼ばれる旗を自宅のミシンで手作りし、参加した人たちに配りました。

そして、全員で旗を掲げながら、「ルカシェンコは出て行け」とか、「ベラルーシに自由を」などと声をあげました。

エレナさんが、ルカシェンコ大統領を批判するようになったきっかけは、ことし8月の大統領選挙で在外投票の機会を奪われたことでした。

5年前と10年前の大統領選挙の際は、東京にあるベラルーシ大使館で投票しましたが、今回は、事前に何の説明もなく、大使館に投票所は設置されませんでした。

エレナさんたちは、ことし8月から大使館前などで公正な選挙や民主主義の実現を訴えていて、「私は抗議を続けます。私たちが勝つのは間違いないです。もう元には戻れません」と話していました。