東京オリンピック観戦チケット11月から払い戻しへ

東京オリンピック・パラリンピックの販売済みの観戦チケットについて大会組織委員会は、大会の延期で観戦ができなくなった人を対象にした払い戻しを、来月10日ごろからはじめる方針を固めました。

東京大会の観戦チケットは、これまでにオリンピックでおよそ448万枚、パラリンピックでおよそ97万枚が販売され、組織委員会は、来年に延期された大会も、ことしと同じ競技会場と競技スケジュールになったため、販売済みのチケットはそのまま有効だとしています。

しかし、延期によって観戦ができなくなる人も考えられるとしてこうした人たちのチケットの払い戻しを行い、まずはオリンピックについて来月10日ごろからおよそ20日間、そのあと12月にパラリンピックでおよそ20日間、払い戻しを受け付ける方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。

一方、組織委員会は、来年の大会で当初の計画どおりに観客を入れることができるかどうかは、新型コロナウイルスの感染状況などの見極めが必要だとしていて、販売済みのチケットに影響する観客の数をどうするかが課題となっています。