コロナ感染対策しながら合唱を 楽譜出版社がマスク開発 浜松

新型コロナウイルスの感染対策をしながら合唱などができるように、飛まつを抑えるとともに口元の部分を歌いやすい形状にしたマスクを浜松市にある楽譜の出版社が開発しました。

マスクを開発したのは、浜松市にある河合楽器製作所の子会社「全音楽譜出版社」です。
マスクは、飛まつを抑えるために顔の下半分を覆うようになっているほか、ワイヤーによって鼻と口元に空間を作ってマスクに唇が触れにくいように設計され、歌いやすい形状になっています。

会社によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、中学や高校の合唱の全国大会などが中止となる中、歌うのに適したマスクの開発を模索してきたということです。

マスクは繰り返し洗って使うこともできて、来月下旬から1枚1300円で販売される予定です。

開発を担当した全音楽譜出版社の亀田正人部長は「ことしは中学生や高校生が十分に練習もできずに大会の中止があって、つらい思いをしたと思います。このマスクを活用して存分に練習し、来るべき時に備えてもらいたいです」と話していました。