東日本大震災から10年 来年の五輪通じ福島の魅力発信を 五輪相

福島県を訪れた橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣は、東京大会で参加国などとの交流事業に携わる自治体と意見を交わし、東日本大震災から10年となる来年の大会で、福島の魅力を世界に発信していきたいという考えを示しました。

橋本担当大臣は22日午後、福島県郡山市を訪れ、内堀知事や来年の東京大会で、参加する国や地域との交流事業に携わる、県内19のホストタウンの市町村長らと意見を交わしました。

この中で橋本大臣は「来年は、東日本大震災から10年の節目だ。ホストタウンの取り組みを通して、世界に福島のすばらしさを発信することが非常に大事で、連携を強化していきたい」と述べました。

また、内堀知事は「ホストタウンとして、各国・地域との交流を深め、大会以降も交流を継続していくことが大切な使命だ」と述べました。

会合ではホストタウン側から政府側に対し、新型コロナウイルス対策のマニュアルを作成するために必要となる指針を早急に作成することや、医療体制の整備に向けた支援などを要請しました。