こちらのマスクはいかが 衣料品店に「マスクソムリエ」三重 津

「マスクの種類が多すぎて選べない!」、そんな声に応えようと自分に合ったマスクを店員が選んでくれる「マスクソムリエ」という制度を津市の衣料品店が独自に始めました。

制度を始めたのは津市に本社があり、三重県内に8つの店を展開する衣料品販売チェーンの「わたせい」です。

新型コロナウイルスの感染拡大でマスクのラインナップが増えて、いまでは69種類に上り、客からは「多くて選びにくい」とか、「子どもがつけやすいマスクを探してほしい」、「ファッションとして人気のものを教えてほしい」といった声が増えているということです。

こうした声に応えようと、客に合ったマスクを勧める店員を「マスクソムリエ」として認定する、独自の制度を今月から始めていて、22日は講習会が開かれました。

講師はマスクの市場やトレンドの調査にあたってきた社員の松永香織さんで、素材や形によるマスクの着け心地の変化や、冬に向けて防寒性の高いマスクが人気になっていることなどを説明しました。

これまで49人の社員が認定を受けたということで、松永さんは「お客様のニーズをしっかり把握し、素材による違いなどを伝えていくことで、それぞれの人に合ったマスクを案内したい」と話していました。