9月の外国人旅行者 6か月ぶり1万人超も 去年比99%超の大幅減

9月の外国人旅行者 6か月ぶり1万人超も 去年比99%超の大幅減
先月、日本を訪れた外国人旅行者は、以前、日本にいた留学生や技能実習生が戻ってきたことなどから、6か月ぶりに1万人を超えましたが、去年の同じ月と比べて99%を超える大幅な減少が続いています。
日本政府観光局のまとめによりますと、先月、日本を訪れた外国人旅行者は、推計で1万3700人で、6か月ぶりに1万人を超えましたが、去年の同じ月と比べると99.4%の大幅な減少となりました。

99%を超える減少は、ことし4月以降、6か月連続となります。

国や地域別にみますと、中国が3000人、ベトナムが2700人、韓国が1400人、タイが1000人とアジアの国が上位を占めています。

この統計には、日本に住んでいた留学生や技能実習生が再入国した場合も含まれ、大半はこうしたケースとみられるということです。

日本政府は先月以降、シンガポールや韓国との間で、出張などの短期滞在者を対象にした往来を再開させていますが、一方でヨーロッパを中心に感染拡大が再び深刻化するなど、旅行者の回復は当面、見込めない状況が続いています。