カンボジアからの技能実習生 入国制限緩和で来日し作業 香川

カンボジアからの技能実習生 入国制限緩和で来日し作業 香川
新型コロナウイルスに伴う外国からの入国制限が緩和されたことを受けて今月、入国したカンボジアからの技能実習生が、香川県内で農作業や講習を始めています。
政府は今月から、全世界を対象に入国制限を緩和し、中長期の在留資格を持つ外国人の入国を認めるようになりました。

香川県善通寺市にある近藤剛司さんのレタス畑では、今月入国したカンボジアからの技能実習生が21日から農作業を始めました。

この実習生は、すでに来日していましたが、ことし3月に一時帰国し、その後、5月に日本に戻る予定でしたが入国できずにいたということです。入国制限の緩和を受けて、PCR検査で陰性を確認したうえで、今月5日に入国し、2週間ホテルで待機したということです。
一方、実習生を受け入れる、善通寺市にある監理団体の研修施設では、同じ日に、初めて来日したカンボジアからの実習生21人が実習に先立って行われる講習を受けています。

当初の予定より2か月から半年遅れているということで、部屋が過密にならないよう、一部の実習生はテレビ会議システムを使って受講していました。

監理団体の近藤隆理事長は「実習生がいなくなって、作付面積を減らそうかと悩む農家もいたので、これで安心できると思う。ほかの国からの受け入れも、できるだけ早く実現したい」と話していました。