東京都 新型コロナ 2人が死亡 新たに150人感染確認

東京都 新型コロナ 2人が死亡 新たに150人感染確認
東京都は21日、都内で新たに150人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。クラスターが発生している医療機関などで新たに感染が確認されています。また、感染が確認された2人が死亡したことを明らかにしました。
東京都は都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて150人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

年代別では、
▽10歳未満が5人
▽10代が1人
▽20代が33人
▽30代が32人
▽40代が20人
▽50代が22人
▽60代が15人
▽70代が7人
▽80代が12人
▽90代が3人です。

150人のうち、
▽38%にあたる57人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、
▽残りの62%の93人はこれまでのところ感染経路が分かっていないということです。

濃厚接触者の内訳は、
▽家庭内が18人と最も多く、
次いで
▽施設内が13人、
▽会食が8人、
▽職場内が7人などとなっています。

このうち施設内の感染では、クラスターが発生している足立区の大内病院で、新たに入院患者5人の感染が確認され、都に報告されたのは合わせて60人になりました。

このほか、サービス付き高齢者向け住宅で新たに職員と入居者合わせて7人の感染が確認され、この施設では合わせて13人になりました。

都内で1日の感染の確認が100人以上となるのは2日連続です。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて2万9335人になりました。

一方、都の基準で集計した21日時点の重症の患者は、20日と同じ24人でした。

また、都は、これまでに感染が確認されていた50代と70代の男性2人が死亡したことを明らかにしました。2人はいずれも基礎疾患があったということです。

これで都内で死亡した人は合わせて439人になりました。

入院中の人や重症の患者など

東京都によりますと、都内で21日までに感染が確認された2万9335人のうち、入院中の人は20日より8人増えて990人です。

入院患者のうち都の基準で集計した重症の患者は20日と同じ24人です。

都は21日の時点で、重症の患者向けの病床を150床、中等症以下の患者向けの病床は2490床を確保しているということです。

また、自宅で療養している人は20日より17人減って202人です。

都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人は20日より27人減って268人です。

このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は20日より5人減って209人です。

一方、すでに退院した人や自宅などでの療養が終わった人は2万7227人となっています。