浅草「三社祭」 コロナで規模縮小 5か月遅れで行われる

浅草「三社祭」 コロナで規模縮小 5か月遅れで行われる
新型コロナウイルスの感染拡大で延期されていた東京 浅草の「三社祭」が、規模を縮小して感染対策をとったうえで行われました。
三社祭は毎年5月中旬に行われる東京 台東区の浅草神社の例大祭で、芸者衆による大行列やみこしの担ぎ出しが初夏の風物詩となってきましたが、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大で延期されていました。

そして17日と18日、規模を縮小して行われ、感染防止の観点からみこしが通るルートや時間は公表されず、参加する氏子も100人ほどに絞り、検温などの対策もとられました。

神社に奉納されている「本社神輿(ほんしゃみこし)」が、装飾した御用車と呼ばれるトラックに乗せられて浅草の街を回り、地元の人や観光客がみこしに手を振ったり写真を撮ったりしていました。

近くに住む40代の女性は「例年のようにみこしを担ぎたかったので残念ですが、しかたがないと思います。みこしを見られただけでもよかったです」と話していました。

三社祭を運営する浅草神社奉賛会の宮本卯之助会長は「たくさんの人が楽しみにしてくれているので、祭を行うことができてうれしく思う」と話していました。