新潟 観光客がクマに襲われる けがなし 車とクマの衝突事故も

新潟 観光客がクマに襲われる けがなし 車とクマの衝突事故も
18日午前、新潟県新発田市にある新潟県の指定文化財で、紅葉の時期の観光スポットとしても知られる「市島邸」で、観光客の男性がクマに襲われました。男性は服を破られましたが、けがはなかったということです。
また、新潟県内では17日から18日にかけて車がクマと衝突する事故が3件相次ぎ、警察は事故現場周辺でのクマへの警戒を呼びかけています。
18日午前10時20分ごろ、新発田市天王にある市島邸から「訪れていた男性がクマに襲われた」という内容の通報が警察に入りました。

警察が調べたところ、男性は観覧コース内で、後ろからクマに襲われ、服を破られていましたが、けがはなかったということです。

クマは2頭いたということで、男性は小さいクマに近づいたところ、後ろからもう1頭のクマに襲われたと話しているということです。

市島邸は越後の大地主として知られた市島家の住宅で、明治初期に建てられた12の建物などが新潟県の文化財に指定されています。
庭園や建物の一部が一般公開され、紅葉も楽しめることから、秋の観光スポットして人気があります。

クマが現れたとき、市島邸には15人ほどの観光客がいたということで、警察や新発田市が周辺を警戒しています。

市島邸を管理している新発田市の石井昭仁観光振興課長は「お客さんがかわいい犬だと思い手をのばしたところ、後ろから別のクマにつかまれたということです。けがには至らなかったが、ジャンパーは鋭く切られていました。まさかここでクマが出るとは思わなかった」と話していました。

市島邸は当面閉館して、クマの食料になる可能性がある柿やくりを庭から取り除くなどの対策を講じるということで、石井課長は「これから紅葉シーズンという時に休館せざるをえないのは残念でしかたありません」と話していました。
また、18日午前7時半ごろ、新発田市東赤谷を走行していた車のドライバーから「運転中に体長50センチくらいのクマと衝突した」という連絡が警察に入りました。
この現場から最寄りの住宅まではおよそ400メートルだということで、警察は新発田市とともに周辺でクマへの警戒を呼びかけています。

17日午前4時半ごろには、村上市鵜渡路の国道上で軽乗用車が体長1メートル50センチほどのクマに衝突しました。
現場は最寄りの住宅からおよそ100メートルのところだったということです。

17日午前8時すぎには、三条市棚鱗の市道上でも軽乗用車が体長1メートルほどのクマに衝突しました。
クマはその後およそ300メートル離れた住宅街の方向へ逃げていったということで、警察が警戒を呼びかけています。

新潟県内では、今月1日には関川村の畑で70代の女性がクマに襲われて頭などに大けがをして、その後死亡しています。

被害が相次いでいることから、新潟県は今月12日に初めて「クマ出没特別警報」を出してクマへの厳重な警戒を呼びかけています。