男子ゴルフ日本オープン 稲森佑貴が逆転で2年ぶり2回目の優勝

男子ゴルフ日本オープン 稲森佑貴が逆転で2年ぶり2回目の優勝
男子ゴルフの日本オープンは18日、最終ラウンドが行われ、2位からスタートした26歳の稲森佑貴選手が最終ホールでバーディーを奪って逆転し、通算5アンダーでこの大会2回目の優勝を果たしました。
千葉県野田市で行われたことしの日本オープンは18日が最終ラウンドでした。

通算4アンダーで首位と1打差の2位から出た稲森選手は、チャンスを作りながらもなかなかパットが入らず、我慢のゴルフが続きました。

それでもスコアを落とさずに首位と並んで迎えた最終の18番、パー5で3打目をピンそばに寄せてバーディーを奪い、この日、スコアを1つ伸ばして通算5アンダーとして、逆転でこの大会2年ぶり2回目の優勝を果たしました。

第3ラウンドで単独トップに立ち、稲森選手と同じ組で回った、41歳の谷原秀人選手は、終盤の17番でボギーをたたいてスコアを落とし、この日はバーディー1つ、ボギー2つという結果で、通算4アンダーの2位に終わりました。

3位には、最終日に7つのバーディーを奪ってスコアを5つ伸ばした石川遼選手と、スコアを1つ伸ばした内藤寛太郎選手が通算3アンダーで並びました。

また、いずれもアマチュアの大学生、河本力選手と杉原大河選手が、通算2アンダーで5位に入り、アマチュアとして最も成績がよい「ローアマチュア」に輝きました。

この大会がプロ転向後の初戦となった金谷拓実選手は、スコアを1つ伸ばしたものの通算1アンダーで7位でした。

稲森「1つレベルアップできたと感じた」

2年ぶり2回目の優勝を果たした稲森選手は「我慢のゴルフだったが耐えていれば必ずチャンスが来ると思っていた。最後のバーディーパットは自分の心拍の音が聞こえるくらい緊張した。きょうはパットのラインを読んでも違ったことが多かったので、最後は本能のおもむくままに打った」と優勝を決めた18番のパットを振り返りました。

そのうえで、「最初の優勝の時と比べるとすぐに実感がわいて、自分の中で1つレベルアップできたと感じた。この厳しい状況の中で大会を開催してもらい感謝しているし、最後の最後をバーディーで締めて勝つことができて本当にうれしいです」と笑顔で話していました。
2位に終わった谷原選手は「最終日ラウンドはバーディーパットがうまく決まらず苦しかった。17番でショットを外してはいけないところに外してしまい、それが敗因だと思います」と悔しそうに振り返っていました。

3位に入った石川選手は「日本オープンの舞台と緊張感やプレッシャーが自分のパフォーマンスを高めてくれたのかなと思う。きのうまでと違う攻め方でバーディーが取れ、プレーしていて非常に楽しかった」と話していました。

通算2アンダーで5位に入ったアマチュアで大学生の河本力選手は、規則違反とされ罰則を受けた17日のプレーについて、「自分が子どもだった。あのホールはすごい気持ちが高ぶっていたのもあって気付かないうちにやってしまった。プレーさせてもらえただけ、よかったです。優勝を狙える位置だったので気持ちは落ち込んだが、プレーは切り替えてやりました」と残念そうな表情で語りました。

その一方で、同じ大学生の杉原大河選手とともにアマチュアで最も成績がよい“ローアマチュア”に輝いたことについては、「これに満足することなくもっとレベルアップができると思うので、日々努力したい。またこれからチャンスがめぐってくるので次のチャンスがつかめればいいと思います」と先を見据えていました。