国民の体力など 前回東京五輪時と数値は変わらず スポーツ庁

国民の体力など 前回東京五輪時と数値は変わらず スポーツ庁
スポーツ庁が国民の体力と運動能力を調査したところ、昭和39年の前回の東京オリンピックの時と比べて、体格は大きくなっているものの、運動での記録はあまり変わっていないことが分かりました。
スポーツ庁は毎年、年代ごとに体力や運動能力のテストなどを行っていて、昨年度は6歳から79歳までのおよそ6万3000人が対象となりました。

その結果を前回の東京オリンピックが開かれた昭和39年ごろと比較したところ、▽50メートル走は、男子は17歳、女子は14歳から15歳ごろにピークに達し、
▽持久走は、男子は17歳から18歳、女子は13歳がピークになるなど、
ボール投げを除く項目で、ピークを迎える年代や記録の数値に大きな差は見られなかったということです。

一方、体格を表す身長や体重は、いずれの年齢でも大きく向上しているとしています。

調査に協力した専門家は「前回の東京オリンピックの頃と差がないように見えるが、昭和60年ごろまでは体格も記録も上がっていったが、そこから急激に変化し、記録だけが下がっていった経緯がある」と指摘し、今は体格が大きくなっているため、運動能力は当時に比べて相対的に下がっているとの見方を示しました。

また、今年度分の調査は新型コロナウイルスの影響で47都道府県のうち半数近くで実施できていないということで、スポーツ庁はできる範囲で調査し、結果をまとめる方針です。