コロナが就職活動に影響 文科相 長期の採用要望へ 日曜討論

コロナが就職活動に影響 文科相 長期の採用要望へ 日曜討論
新型コロナウイルス対策をめぐり、萩生田文部科学大臣はNHKの「日曜討論」で、学生の就職活動への影響を抑えるため、経済界に対し長期にわたって採用を行うよう要望することを明らかにしました。
この中で萩生田文部科学大臣は、新型コロナウイルスの感染拡大による学生の就職活動への影響について、「希望した業種や希望した企業の採用が非常に圧縮されたりゼロになってしまっていたりする実態がある。政府全体で再び就職氷河期と呼ばせない努力をしたい」と述べました。

そのうえで「私と厚生労働大臣とでちかぢか経済界を回り、コロナ禍で卒業する学生に対しては長期的な採用をするルールを作ってもらうよう要望したい。長期にわたって就職のチャンスは2度、3度あるということを作っていく」と述べました。

また萩生田大臣は、感染拡大の影響で生活が厳しい学生らを対象にした現金給付について、「学生を救うという意味では大きな成果があった。ただ、これは渡しきりで、状況が変わってない学生もいる。文部科学省として必要な追加支援のメニューは作っていきたい」と述べ、追加の支援策を検討する考えを示しました。