生産者へのコロナ交付金 急きょ見直し 農水省

生産者へのコロナ交付金 急きょ見直し 農水省
農林水産省は、新型コロナウイルスの影響で野菜や花が値下がりしたため、生産者に定額の交付金を支払う支援制度を作りましたが、仕組みを急きょ変更し、売り上げの減少分を上限に支払うことにしました。
新型コロナウイルスの影響で、多くの野菜や花、果樹などが値下がりしたため、農林水産省は、生産者が次の生産に必要な種や資材を購入できるよう、畑の面積などに応じて定額の交付金を支払うことにしていました。

緊急の対策だったため、売り上げが減少したかどうかを問わずに7月末に1回目の受け付けを行ったところ、価格がそれほど下がらなかった品目を作っている生産者からも申請がありました。

このため、農林水産省は、急きょ仕組みを変更し、売り上げの減少額を示す書類の提出を求め、売り上げが落ち込んだ分を上限に支払うことにしました。

農林水産省は242億円の交付金を用意していましたが、想定を上回る申請が殺到したとみられます。

ただ、交付金を見込んで、すでに種や資材を買った生産者もいるとみられ、混乱も予想されます。

野上農林水産大臣は、16日の記者会見で「当初は、営農を断念する生産者が出ないように申請しやすくすることを最優先にしたが、結果として見直さざるを得なくなった。関係者に迷惑をかけ遺憾だ」と述べました。