東京都 新型コロナ “高水準で推移”と分析 1週間平均も増加

東京都 新型コロナ “高水準で推移”と分析 1週間平均も増加
東京都内では、新型コロナウイルスのクラスターが発生していた大学の運動部などで新たな感染の確認が相次ぎ、15日確認された人は8月20日以来、280人を超えました。都は「高い水準のまま増加している」と分析していて、感染防止策の徹底を呼びかけています。
東京都内では15日、284人の感染が新たに確認されました。280人を超えるのはおよそ2か月前の8月20日以来です。

すでにクラスターが発生していた大学の運動部で新たに14人が確認されたほか、デイサービスで利用者など11人が確認され、都は、クラスターの影響で感染が相次いだことが全体の数を押し上げたと分析しています。

都内ではこのところ感染の確認が高い水準で推移していて、1週間の平均でみると今月7日の時点では161.6人でしたが、その後、増加傾向となり15日時点では186.1人になりました。

一方、重症者は25人で、この1週間では大きな変化はありません。

15日の都の会議で、専門家は、経済活動の活発化や新たなクラスターが複数発生することによる感染の確認や、重症者の増加に警戒が必要だと指摘しました。
都は、マスクの着用や手洗い・うがい、それに3密を避けるなど基本的な対策を徹底するよう改めて呼びかけています。