“学術会議は行政改革の視点から見直し” 自民 下村政調会長

“学術会議は行政改革の視点から見直し” 自民 下村政調会長
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自民党が「日本学術会議」の在り方の検討を始めたことに対し、野党側が「論点のすり替えだ」などと批判していることについて、自民党の下村政務調査会長は「行政改革の視点から見直すものであり、視点を変える意図はない」と反論しました。
「日本学術会議」をめぐり、自民党が14日、「会議」の在り方を検討する作業チームの初会合を開き、政府からの独立性などの議論を始めたことに対し、野党側は「論点のすり替えだ」などと批判しています。

これについて、自民党の下村政務調査会長は、記者会見で「会議の存在に光が当たったことをきっかけに、前例主義を打破して、行政改革の視点から見直そうということになったものであり、視点を変えるという意図はない」と反論しました。

また、下村氏は「日本学術会議」が推薦した会員候補6人が任命されなかったことについて「会員の任命権については政府が説明しており、今後も国会で説明すべきことだが、自民党がタッチする話ではない」と述べました。

自民 稲田元防衛相「判断基準の説明必要」

自民党の稲田元防衛大臣は、日本記者クラブで記者会見し「会員の任命権は民主的なコントロールを及ぼすために総理大臣に与えられているのだと思うが、どういう判断基準で任命しなかったのかという説明は必要だ。私が著書を読んだことのある人も任命を拒否されていたので、少し疑問に思った」と述べました。

自民 中谷元防衛相「時代に合った組織に」

自民党の中谷元防衛大臣は、谷垣グループの会合で「日本学術会議の会員の人選は最近は組織内の推薦という形となっていて、本当に健全に行われているか検証してもらいたい。また日本学術会議は『軍事目的の科学研究を行わない』という声明を継承しているが、学問の自由に制約をかけているのが実態であり、防衛や安全保障について、もう少し時代に合った組織でなければならない」と述べました。

立民 蓮舫代表代行「まさに密室政治そのもの」

立憲民主党の蓮舫代表代行は、記者会見で「任命拒否を誰のために、誰がどの権限で行ったのか全く分からない。まさに密室政治そのものではないか。自民党も政府も躍起になって論点ずらしをしているとしか思えず、百歩譲って日本学術会議の組織そのものに課題があるとしても、なぜ任命拒否をしたのか、その経緯の再検証が最優先だ」と述べました。

共産 穀田国対委員長「問題のすり替えで悪辣なやり方」

共産党の穀田国会対策委員長は、記者会見で「自民党による学術会議の在り方の議論は、全くの問題のすり替えだ。今回の問題点は、政府がやっていることは憲法違反の疑いが強いということであり、その批判をそらすやり方はやめたらどうか。国民の怒りの向かう方向をそらして、悪いほうに持って行こうとする悪辣(あくらつ)なやり方を国民は決して許さない」と述べました。