新型コロナの影響で半年遅れの入社式 “同期の絆深めるため”

新型コロナの影響で半年遅れの入社式 “同期の絆深めるため”
新型コロナウイルスの影響で企業の間で、この春、入社式の中止が相次ぎましたが、生命保険大手の明治安田生命は、同期の絆を深めることが必要だとして14日に、およそ半年遅れながら入社式を行いました。
明治安田生命は、ことし4月の入社式を中止し、総合職として入社したおよそ330人はオンラインでおよそ1か月、研修を受けた後、同期全員で顔を合わせることがないまま全国各地に赴任しました。

会社では、同期の絆を深めるためにも顔合わせの機会を作ろうと、14日に東京でおよそ半年遅れの入社式を行いました。
入社式は2回に分けて行い、入り口で検温と手や指の消毒を行ったあと、それぞれ80センチの間隔をとって席につきました。

根岸秋男社長が「お祝いのことばを直接伝えたいという一心で、万全のコロナウイルス対策を整え、入社式を開催しました。厳しい状況が続きますが力を合わせ、ともに新しい時代をつくっていきましょう」と祝辞を述べました。

これに対して、新入職員の代表3人が「新型コロナウイルスの感染が拡大する中で入社し、不安な気持ちもありますが、会社の一員としての自覚を新たにし、身の引き締まる思いです。自律的に挑戦する社会人を目指します」などと決意を表明しました。

新入職員の小澤広洋さんは「たくさんの仲間がいる安心感の反面、これだけライバルがいることを心にとめて、同期と切磋琢磨していきます」と話していました。