京都 祇園 老舗製造の消毒液を学校に配布 新型コロナ対策

京都 祇園 老舗製造の消毒液を学校に配布 新型コロナ対策
新型コロナウイルスの感染対策に役立ててもらおうと、京都市教育委員会は、祇園※で化粧品などを扱う会社が製造した、アルコール消毒液を学校に配布しました。
アルコール消毒液は、祇園で化粧品やかんざしなどを扱う、江戸時代から続く老舗の会社が、市の教育委員会から要請を受けて製造しました。

消毒液は市内の125の小中学校などに配布され、このうち京都市東山区の開睛小中学校では、登下校時や給食の前、それに体育など外での授業の後に、児童が手や指を消毒する際に使うことにしています。

学校はこれまで独自に消毒液を購入してきましたが、安全な製品をまとまった分量で確保することは依然、難しいということで、山下和美校長は「6月に給食が始まってから厳しい状態が続いています。買い置きはありますが、これから先、冬を迎えることを考えると、いくらあっても安心できない状況で、大変助かります」と話していました。
また、消毒液を製造した会社の霜降太介さんは「学校で子どもたちに使ってもらうところまでイメージはしていませんでしたが、化粧品で培ってきたノウハウが生かせ、本当にやってよかったとうれしい気持ちになりました」と話していました。

※「祇園」の「祇」は、ネに氏